世界のベストセラーMCカートリッジの低出力モデル
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ダイナベクターのMCカートリッジ10Xシリーズは、1978年の発売以来シカゴCES(Consumer's Electronics Show)など多くの賞を獲得し、世界中のオーディオファイルから高出力MCカートリッジの定番モデルとして認知され、常にベストセラーモデルの地位を保っています。
MCカートリッジ10X5 MKIIでは、スタイラスチップの形状を従来の楕円からラインコンタクトのシバタ針タイプIIIに変更し、カンチレバーも硬質アルミニウムパイプへアップグレードしました。 これにより、レコードの溝に対する追従性が大きく向上し、いままで以上に高い分解能の音楽再生を実現しています。
10X5の特徴であった強力なネオジム磁石とアルミ削り出しヘッドブロックも引き続き採用し、フラックス・ダンパーおよびソフト化マグネット(特許取得)との相乗効果によって歪みやうるささを抑えています。
MCカートリッジ10X5 MKII LOWは、世界で評価されている10Xシリーズの構造を引継ぎ、一般的なMCカートリッジと同じ低出力モデルとしたダイナベクターMCカートリッジシリーズのエントリーモデルです。
0.5mVの出力電圧はエントリークラスの昇圧トランスやヘッドアンプとの相性も良く、初めての低出力MCカートリッジとしても最適です。
MCカートリッジDV 10X5 MKII LOWの特徴/構造/仕様
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高域特性を向上させた新規スタイラス採用
MCカートリッジ10X5 MKIIではスタイラスチップの形状を従来の楕円からラインコンタクトのシバタ針タイプIIIに変更し、カンチレバーも硬質アルミニウムパイプへアップグレードしました。
従来の楕円針に比べ、レコードの溝に対する追従性が大きく向上し、いままでに以上に高い分解能の音楽再生を実現しています。エントリークラスにも最適な低出力モデル
出力電圧はダイナベクターMCカートリッジとしてはやや高めの0.5mVとなっているため、様々な昇圧トランスやヘッドアンプとの相性も良く、低出力MCカートリッジの魅力を存分にお楽しみいただけます。
ヘッドアンプの負荷インピーダンスは100Ω以上を推奨します。 -
独自の磁気回路理論(特許取得)
ダイナベクターMCカートリッジシリーズの全てのモデルには、MCカートリッジの再生音に影響するエアギャップ内の磁束(フラックス)変動の干渉を消去する「フラックスダンパー」と、サマリウムコバルト磁石やネオジム磁石などの強力な希土類磁石の内部抵抗を低減する「ソフト化マグネット(特許取得)」が採用されています。
これによりMCカートリッジにありがちな"ハーシュネス"がなく、その再生音は自然且つスムースでアナログの良さを十分に堪能できます。
詳しくは、下記サイトのオーディオ技術レポートをご参照ください。
●オーディオ技術レポート:フラックス・ダンパーとソフト化マグネット
www.dynavector.co.jp/dv/lecture/flux_damper.phpネオジム磁石採用
MCカートリッジ10X5 MKII LOWでは、強力なネオジム磁石を採用しています。しかしエアギャップ内の磁束密度を強力にするだけでは、出力電圧はアップするものの、希土類マグネットの特長である磁気抵抗が大きくなり、その結果磁気歪が増加します。そのためダイナベクターカートリッジではこれらの問題点を解決すべく、従来からのフラックスダンパーとソフト化マグネットを継承しMCカートリッジにおける磁気回路の理想をさらに追求しています。
幅広い適合性
アルミ削り出しヘッドブロックの新規採用により、ヘッドシェルへの強固な取り付けが可能です。 コンプライアンス12mm/Nと総重量7.5gは市場のほとんどのトーンアームに適合します。
- 型 式
- 低出力MCカートリッジ、フラックスダンパー、ソフト化マグネットの採用
- 出力電圧
- 0.5mV(at 1KHz,5cm / sec.)
- チャンネルセパレーション
- 25dB 以上(at 1KHz)
- チャンネルバランス
- 1.0dB 以下(at 1KHz)
- 周波数特性
- 20 - 20,000Hz(±2dB)
- コンプライアンス
- 12mm/N
- 針 圧
- 1.8 - 2.2g
- インピーダンス
- 32Ω
- 推奨負荷抵抗
- 100Ω以上
- カンチレバー
- 6mm 長 硬質アルミニウムパイプ
- スタイラス
- シバタ針タイプIII
- 自 重
- 7.5g
- 取扱説明書
- 10x5mk2_low_jmanual.pdf (2230KB)
- 製品カタログ
- 10X5mk2_low_jcatalog.pdf (1633KB)