アナログの感動を主張する新時代のMCカートリッジ
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生産終了モデル
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⇒ MCカートリッジ XX-2A● ダイナベクターMCカートリッジの伝統と特徴のページもご覧ください。
ディジタル全盛の今、アナログだけがもつ優位性が再認識され始めています。アナログレコードは音楽的感動を引き出すことができるだけでなく、その膨大な文化資産として保存すべき存在価値があります。
XX-1では世界で初めてMCカートリッジ特有の "Harshness"(うるささ)を追放する、フラックス・ダンパー及びソフト化マグネット(特許取得)が採用されています。このため新旧を問わず、どのようなレコードからも瑞々しい音楽が再生されます。
特徴/構造/仕様
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フラックス・ダンパー(特許取得)
磁気回路の磁束(フラックス)変動が音質に及ぼす影響について詳細な考察を加え、アマチュアの動きとそれを取り囲む磁気ヨークとの間に発生する磁気的干渉に注目し、それを消去するフラックス・ダンパーを設けました。フラックス・ダンパー・スイッチをONすることによりフラックス変動を極小に保ち、その再生音は自然かつスムーズであり、耳につくウルササは全くありません。
ソフト化マグネット
最近のカートリッジに使用されているサマリウムコバルト磁石やネオジム磁石などの強力な希土類磁石は、磁気抵抗が極めて高いため微小なフラックス変動によっても、カートリッジのエア・ギャップの磁場は影響を受け、その再生音にもある種のカラーレーションがつきまといます。XX-1では、独特の方法で内部磁気抵抗を低減しています。
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超精密切削加工による部品
ハウジング及び磁気回路部品は全てムク金属ブロックから超精密削り出し加工により作られています。このため振動系は堅牢なハウジングに強固に固定され、各部の無共振化を計っています。
仕 様
- 型 式
- 低出力MCカートリッジ
(フラックスダンパー&ソフト化マグネット採用) - 出力電圧
- 0.25mV(at 1KHz, 5cm / sec.)
- チャンネルセパレーション
- 30dB(at 1KHz)
- チャンネルバランス
- 1.0dB(at 1KHz)
- 周波数特性
- 20 - 20,000Hz(±1dB)
- コンプライアンス
- 10×10 - 6cm/dyn
- 針 圧
- 1.8 - 2.2g
- インピーダンス
- R=5 ohms
- 推奨負荷インピーダンス
- 30ohms
- カンチレバー
- 6mm 長 0.3φ
ソリッドボロンカンチレバー - スタイラス
- PFラインコンタクト針
- 自 重
- 12g