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DV 20X H/L

高剛性削出しソリッドボディに硬質アルミニウムカンチレバーのMC

DV 20X H/L
生産終了モデル

現行モデルの情報はこちら
 ⇒ MCカートリッジ DV 20X2A

ダイナベクターMCカートリッジの伝統と特徴のページもご覧ください。

無垢アルミニウム削出しボディ、硬質アルミニウムカンチレバーに特殊楕円スタイラスチップを装着。ネオジム磁石の新規採用によりフラックスダンパー&ソフト化マグネットとの親密性がより高まり、その再生音は一段と安定感と力強さを増しています。
ヘッドアンプの不要な高出力タイプ20XHと低出力タイプ20XLの2モデルがありますので、システムに合わせて選択できます。

主な特長

高出力タイプ

高出力MCカートリッジは、ダイナベクターが開発した独特の巻線技術により初めて可能になるもので、超極細線を発電コイルを多数回巻くことにより、ヘッドアンプや昇圧トランスを必要としない出力電圧を確保しています。さらに新規採用した強力なネオジム磁石より出力電圧は2.8mV(当社比15%アップ)とアップ。高出力MCはヘッドアンプや昇圧トランスが不要のため、これらのデバイスによる音の影響を受けず、低出力タイプよりむしろ有利な点もあります。使用はアンプのMMポジションのPHONO入力端子に接続します。

低出力タイプ

低出力タイプは30ミクロン径PCOCC線を採用し,出力電圧は0.3mVを確保しています。ヘッドアンプの推奨負荷インピーダンスは30Ω以上、昇圧トランスは約5Ωですので市販の多くのヘッドアンプ等に適合します。

高剛性の無垢アルミニウムボディ

再生音に大きな影響を与えるカートリッジシェルについても十分な検討を加え、ヘビーデューティなアルミニウム無垢削出しボディを採用しています。

硬質アルミニュームカンチレバー

6mm長、硬質アルミニュームカンチレバーにマイクロリッジスタイラスチップを装着し、高い分解能と骨太な中低域再生が特長です。

ネオジム磁石新規採用

2003年バーション20Xでは従来のサマリウムコバルト磁石に替わり、更に強力なネオジム磁石を採用しています。しかしエアギャップ内の磁束密度を強力にするだけでは、出力電圧はアップするものの、希土類マグネットの特長である磁気抵抗が大きくなり、その結果磁気歪が増加します。そのためダイナベクターカートリッジではこれらの問題点を解決すべく、従来からのフラックスダンパーとソフト化マグネットを継承しMCカートリッジにおける磁気回路の理想をさらに追求しています。

仕 様
型 式
高出力/低出力MCカートリッジ
(フラックスダンパー、ソフト化マグネット付)
出力電圧
2.8mV / 0.3mV(at 1 KHz,5cm / sec.)
チャンネルセパレーション
25dB 以上(at 1KHz)
チャンネルバランス
1.0dB 以下(at 1KHz)
周波数特性
20 - 20,000Hz(±2dB)
コンプライアンス
12×10 - 6cm/dyn
針 圧
1.8 - 2.2g
直流抵抗
150Ω / 5Ω
推奨負荷抵抗
1KΩ以上 / 30Ω以上
カンチレバー
6mm 長 硬質 アルミニウムパイプ
スタイラスチップ
マイクロリッジ
自 重
8.6g