真空管アンプドライブのビンテージスピーカーによる
スーパーステレオ

  金田式アンプとホーンシステムによる精緻な、独自のスーパーステレオを構築された平本氏やハイエンドのスーパーステレオを探求しておられる鎌谷氏と一味違う真空管アンプドライブのビンテージスピーカーを中心としたスーパーステレオを紹介する。

  長年、JBL4350Aのマルチアンプシステムと格闘して定年を迎えたところ、再就職することになり、単身赴任先でGoodmanのAXIOM80とAcoustic Lab.のStella Harmonyでのんびり楽しもうと考えた。しかし、TefunkenやEMIの小型モニターを買い込んでしまい、その上、鎌谷邸のスーパーステレオに触発され、ダイナベクター試聴室や平本邸を訪問して教えを乞いつつ、ありあわせの真空管アンプとビンテージスピーカーでスーパーステレオにチャレンジすることになった。目標というほど力んではないが、よく聴く教会音楽の豊かな残響やドームの高さの雰囲気を再現してみたく、ここで獲得したノウハウを単身赴任先から引き上げた後、JBL4350Aのマルチアンプシステムでのスーパーステレオに還元したいと考えており、現状はあくまで実験工房的なものである。

  添付のブロックダイアグラムは平本式スーパーステレオに換えてからのもので、当初はフロントスピーカーなしのダイナベクター推奨の標準スーパーステレオであった。

ブロックダイアグラム

 現状の写真も添付するが、写真1で、メインスピーカーが前面縦格子のTefunkenのモニターL61で村田製作所のセラミックスーパーツイーターES103Aをパラに繋いでいる。フロントは壁面に取り付けた四角い黒ネットのLINNのCLASSIK UNIKであり、写真に見えるその他の3つのスピーカーは現在、接続していない。写真2で、サイドスピーカーはAcoustic Lab.のStella Harmonyで村田製作所のES105をパラに繋いで、リスニングポイント(写真では後ろ向き)に向けている。リアスピーカーはデッカデコラと同じく楕円のウーファーを持つEMIのモニターDSL529でTake T BAT Oneをパラに繋いでいる。

メインスピーカーとフロントスピーカーの配置
メインスピーカーとフロントスピーカーの配置

サイドピーカーとリアスピーカーの配置

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越の聴楽酒仙坊 記


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