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History of Moulton Bicycle

開発の歴史 原典は、2001年の英国モールトン社ホームページの和訳を使用しております

The Hall 自転車の生産工場を兼ねたモールトン博士の自宅「The Hall」
私が自転車に特に関心を持つようになったのは、1956年のスエズ紛争におけるガソリン配給危機のときからで、自転車の持つ高いエネルギー効率に気づき、強く興味を引かれました。 私は運の良いことに、当時エンジニアとしてグッド・カーデザイン賞に輝く「ミニ」の輝かしい発明者である我が友人“アレック・イシゴニス”と共に仕事をしていました。このとき私は、革新的なサスペンションの設計に関与していました。自転車が公害や渋滞を伴なうモータリゼーション縮減の一手段として、 また健康的なレクリエーションの道具として再認識されてきている今日まで、私の自転車に対する愛情は、40年以上の長きに亘り続いています。

モールトン自転車

Dr Alex Moulton  C.B.E., M.A.(Cantab), FEng., R.D.I Dr Alex Moulton C.B.E., M.A.(Cantab), FEng., R.D.I.
モールトン自転車は、ダイヤモンドフレームで大口径ホイールという昔からの自転車設計概念への挑戦とそれを改良をしようとする決意から生まれました。
ダイヤモンドフレームで大口径のホイールという自転車設計の基本は、英国においてスターレイや19世紀末の様々な人々の先進的な努力により確立され、この構造はツール・デ・フランス用のバイクや今日のマウンテンバイクの基本的構造として認知されるようになりました。

1998年春に発表になった「ニューシリーズ・モールトン」は40年に渡るモールトン博士の自転車開発における集大成モデルです。このモデルには博士の自転車設計に対する一途な情熱が注ぎ込まれており、どのような人にとっても、所有する悦びと使用することへの満足感を与えてくれます。

モールトン博士は1962年にモールトン・オリジナル・バイシクルの発売を開始しました。 当時も今日のモデル同様、小口径ホイールとオープンFフレームでフルサスペンションを 装備していました。やがて他の製造メイカーも小口径自転車に投資を始め、おりしも1965年にはラレー社が モールトンそっくりのソフトタイヤを使いサスペンションのない「RSW16」というモデルの発売を開始しました。
これらの偽物が巨大企業の資金をバックに沢山売られましたが、 モールトン自転車の競技会やスピード記録での輝かしい業績に関わらず、すぐにモールトンの形だけを真似した小口径自転車は、乗り心地が悪いという悪評が立ってしまいました。
最終的にはモールトン博士はFフレームのビジネスをラレー社に売り渡し 、1977年にはその生産が中止されました。これに挫けず博士は第2世代の研究に 着手し、その結果1983年にはAMスペースフレームの発売を開始し、さらには1995年〜1998年 間の研究成果として、数多くの革新的な発明を包含した「ニューシリーズ」を発表しました。

エネルギー消費量表

エネルギー消費量表

系統図表

系統図表 モールトン自転車のユニークなコンセプトとその背景を理解していただくため、またモールトン自転車が世に出た後、出現した多くの小口径ホイール、折りたたみ自転車やスプラングフォークを持ったマウンテンバイク等との区別と混乱を避けるために提供しています。