SSP-5の6チャンネル(標準)再生方法

SSP-5では6台のスピーカを使用した6チャンネル再生方式が基本となります。標準的なスピーカ配置と各機器間の接続方法は下記のようになります。

スピーカ 配 置
標準的なスピーカ配置

6台のスピーカを使用した標準的な配置例です。通常、フロントスピーカは今お使いのスピーカをそのまま使用します。追加するサイドスピーカ及びリアスピーカはご家庭では大型のものは必要なく、小型スピーカで十分な効果を発揮できます。

6スピーカの標準的な配置
  • サイドスピーカはフロントスピーカから2〜3メートルの位置で且つ試聴位置よりやや前方にフロントスピーカ対向するようにを設置します。設置高さはフロントスピーカ同程度から天井付近まで任意に選べます。設置高さを高くすると音像が上がり拡がり間が増します。試聴位置に対しサイドスピーカが接近し過ぎる時には設置位置を高くします。

  • リアスピーカは背面壁に設置します。リアスピーカは高い位置の方が望ましく、部屋全体がコンサートホールと化し、圧倒的な臨場感が楽しめます。 リアスピーカの置き場所の厳密さはそれほど必要なく、左右の高さが多少異なってもかまいません。
  • サイド、リアスピーカの左右間隔はフロントスピーカよりやや広めに配置するのが基本です。
場所を取らないスピーカ配置

リアスピーカの設置場所が確保できない場合、部屋が小さく十分な奥行きが取れない場合、包み込まれるような臨場感より音像の前方定位感を優先する場合のスピーカ配置です。

6スピーカの場所を取らない配置
  • サイド、リアスピーカとも試聴位置よりやや前方にフロントスピーカに対向させるように設置します。設置高さを高くすると音像が上がり拡がり間が増します。


  • 標準的な設置例に比べ包み込まれるような臨場感は減少しますが、前方定位型の音場を創生できます。 ジャズやロック系の音楽に向いている設置方法です


  • サイド及びリアスピーカの設置高さを変えることにより、音場感や広がり感が変化します。聴かれる音楽や好みによりいろいろな高さでお試しください。
  • サイドスピーカの左右間隔はフロントスピーカよりやや広めに配置するのが基本です。

ワンポイントアドバイス
スピーカの設置方法は弊社の長年の経験に基づくものですが、必ずしもこの通りでなくてはいけないということではありません。スーパーステレオの導入目的は、ご自分がイメージされる音場感の実現やご使用中のステレオに不足している臨場感を補足することですので、弊社の設置方法を参考にユーザー各位が好みや状況に合わせ自由に設置してください。

接 続 方 法

標準的な接続方法でSSP-5の他、フロント、サイド、リア用とステレオアンプが3台が別途必要となります。接続方法は下記のようになり、この接続方法では一度各スピーカの音量レベルを設定した後は、システム全体の音量をSSP-5のマスターボリューム(リモコン使用可)でコントロールできます。

接続手順

  1. CDプレーヤー、DVDプレーヤー等2台まではSSP-5の[INPUT A]または[INPUT B]に直接接続できます。プリアンプをお持ちの方はプリ出力を、プリメインアンプをお持ちの方はTAPEのREC OUT(PLAY)出力を[INPUT A]に接続します。
  2. [INPUT]部にある[INPUT LEVEL]は通常は[HIGH]に設定。
  3. SSP-5の各入出力端子は次のように接続します。
    [FRONT MAIN/CENTER OUTPUT]-----フロント用パワーアンプの INPUT端子 へ接続
    [FRONT OUTPUT] -----------------サイド用パワーアンプの INPUT端子 へ接続
    [REAR OUTPUT] ------------------ リア用パワーアンプの INPUT端子 へ接続
  4. SSP-5の[AUX IN]部にある[FRONT MAIN]と[CENTER]の切り替えスイッチは必ず[FRONT MAIN]側にして下さい。

ワンポイントアドバイス
フロント側の現有システムは手をつけずスーパーステレオを構成する場合は、プリ出力を2分岐して、一方をフロント用パワーアンプへ直接入力し、一方をSSP-5に入力します。さらにSSP-5のFRONT出力をサイド用パワーアンプへREAR出力をリア用パワーアンプに接続します。この場合はシステム全体の音量はプリアンプのボリュームで調整します。

SSP-5標準6CH接続図
SSP-5標準接続図

 スピーカ端子の極性について

フロントスピーカに対し、サイドスピーカとリアスピーカの極性により低音の量感が大きく変化します。フロントスピーカはそのままにして、サイド、リアスピーカの極性を逆に(スピーカケーブルのプラス(赤)とマイナス(黒)を入れ替える)して聴き比べてください。自然で深い低音が得られる方の極性でご使用ください。

スピーカの極性チェック


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