デジタル技術のオーディオ製品への進出はCDの成功以来、瞬く間にオーディオの姿を変えSACD、DVD、MD、5.1サラウンド等、数々の新製品が出現しています。このような技術的進歩により、量産レベルの製品でも簡単に「よい音」を再生できるようになりました。しかし音楽の再生や映像再生に必要なものは、単に「よい音」だけではありません。もととなる音楽や映像を再生するとき、「よい音」と同時に「生々しい実在感」「スケールの大きさ」「微妙なニュアンス」等を実際に体に感じさせる音が必要です。
コンサートホール等の空間には音速一定(340m/sec 20℃ 1気圧)で伝搬する音以外に周波数によって異なる速度で伝搬する「唸り」(Beat)が含まれています。「捻り」は反射等により原音が複雑にぶつかり合うことによりできるもので、「唸り」を含む空間は分散空間または分散媒質と呼ばれてます。そして臨場感はこの「唸り」の発生の仕方に大きな関係を持っています。
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特許: |
米国 |
4873722,4955057 |
イギリス |
2177576, 2202111 |
ドイツ |
3619031, 3806915 |
日本 |
1839501, 2901240 |
スーパーステレオは世界特許取得
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これは、言い換えれば室内音響における波動の伝搬は非分散系と同時に分散系としての性質をより多くもつということです。非分散媒質では波動の伝搬は「位相速度」(音速一定)として進みますが、分散媒質では「群速度」として進み、「群速度」は周波数によりその速度が異なります。
ステレオ再生においても補助スピーカーでこの「群速度成分」を積極的に発生させるようにすると、その再生音は立体かつ臨場感に富み、実際の演奏会場のような、いわゆる「生々しい音」の再生が可能となりなす。
スーパーステレオは、この原理をオーディオ史上初めて応用し製品化したものです。この全く新しい再生方式は従来のステレオではできなかった数々の特長があり,原波形忠実再生を追求する既存の再生方式とは根本的に異なるものです。
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