テーパー翼のバンパイア、ベノムを経て、デハビランドならではの双胴型を踏襲しつつ、完全な後退翼となったのがシービクセンです。
全天候型戦闘機として開発され、原型機は1951年に初飛行しましたが、翌年にファンボロウ航空ショウで空中分解し、29名の犠牲者を出すと言う大惨事を引き起こしました。
発注元の空軍は採用をキャンセル、開発は中止に
なるところでしたが、海軍が興味を示し、艦載機として再開発され、採用となりました。
初期型のFAW1は1959年に部隊配備。双胴部を延長し燃料搭載料が増やされた後期型FAW2は1964年に登場しました。
本機は要撃を主務に、攻撃はシミターが担当でした。1972年まで使用され、その後は無人標的機の開発などに使われました。現在は博物館等に、良好に保存
された機体が何機か展示されています。
- 全幅 15.24m
- 全長 16.15m
- 最高速度 1040kmph
- 上昇限度 14,600m
- 2xロールスロイス・エイボン
(推力5,103kg)
キットは,シンプルなパーツ構成とし、複雑な機体をどなたにでも組上げられるようにデザインしました。
ボリュームの有る独特な機体は、きれいに組上げると大変に見栄えが良く、世界の多くのコンペで入賞作品となっています。おかげ様で2000キット生産達成しました。
主翼折り畳みキットが、イギリスEDモデルズのスカイウェイブから、エアインテークのレジン・ディテールパーツが、アメリカのクーパー・ディテールから発売されています。
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