ホーネットはデハビランド社が自主開発した長距離高速単座戦闘機です。
第2次大戦初期、同社のモスキートは高速を活かしヨーロッパ戦線で活躍していましたが、太平洋戦争の始まりにより、英軍は東南アジアの広大な戦場をカバーする長距離戦闘機が必要になりました。
ホーネットは傑作機モスキートで培った技術を生かして開発され、イギリス機最速にして長距離も飛ぶ素晴らしい戦闘機として誕生しました 初飛行は1944年7月。操縦性
に優れ、特に高速性能は期待を上回り、時速776kmのイギリス・プロペラ機史上最高速度を記録しました。
部隊配備は1945年2月に始まりましたが、実戦には参加することなく終戦となり、優秀な機体にもかかわらず、生産機数は僅か198機(海軍向けシーホーネットは182機)となってしまいました。
- 全幅 13.71m
- 全長 11.17m
- 2xロールスロイス・マーリン
(2,020馬力)
- 最高速度 755kmph
- 航続距離 4,800km
- 実用上昇限度 10,680m
ホーネットは現存する機体が有りませんが、キット開発に際し、デハビランド社のファクトリー図面を入手する幸運に恵まれ、正確な原型を作る事が出来ました。
キットは背びれの付いた後期型F3がストレートで組めますが、初期型の小さな垂直尾翼と水平尾翼もコンバージョンパーツとして入れてあります。
一般に双初機のバキュームキットは複雑になりがちですが、できるだけ組立て易いパーツ構成としましたので、初めての方でも組みたてられます。
モスキートをぐっと引き締めたようなホーネットは、最も美しい飛行機とも言われています。
ぜひ貴方のコレクションにもお加えください。
★ 告知 ★
米国某簡易インジェクション・キットメーカーの同型機キットに、弊社キット・パーツが原型としてそのまま使われていることが確認されましたが、無断流用であり遺憾であります。
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