MOULTON 小径車(ミニベロ)の特徴
モールトン博士は、ダイヤモンドフレームに大径ホイールと言う、19世紀に考案されて以来ほとんど進歩していない自転車の形態に、「もっと良い乗物に出来るはずだ」と科学者として疑問を持っていました。その答えが、今日あるモールトンのミニベロ/小径車です。そのデザインは、航空機エンジンや自動車の設計で培ったモールトン博士のアカデミックなバックグラウンドと、半世紀近い研究と数限りない試作の繰り返しから生まれたものです。
博士の理論の正しさを実証するかのように、モールトン自転車は'86年に、伴走車なしの独走で時速82キロの世界速度記録を樹立しました。その他の重要なレースでも数多くの記録を打ち立てています。コンパクトな小径車(ミニベロ)でありながら、従来の自転車性能を凌駕するモールトンは、まさしく自転車の革命児と言えます。
小径ホイールはモールトンのミニベロ/小径車の特徴の一つですが、ホイールの小径化は多くの利点を生みます。重量が軽くなる上、接地抵抗と空気抵抗も軽減され、人力で走る自転車にとって大きなプラスとなります。さらにホイール質量の軽減に伴い加速性能とハンドリングが向上。構造的に重心位置が低くなり、走行安定性も向上します。大径ホイールにかなわなかった路面凹凸の走破性は、サスペンション取付けにより解決。モールトンのミニベロ/小径車は小径ホイールの持つ利点を全て活かし、大径ホイール車を凌ぐ性能を発揮します。
Dynavectorブランド初の国産ミニベロ DV-1
DV-1は、ダイナベクター株式会社がMOULTON創業者であるアレックス・モールトン博士の協力の下で新規開発を行った小径車/ミニベロです。
MOULTONのミニベロシリーズの大きな特徴であるトラス構造によるフレームに加え、新設計のスポーク・テンション構造を採用する事で、高い剛性を持ちつつも硬さを感じない「しなやかに剄い(つよい)」乗り味を実現しました。
ブレーキ時のダイブ(前のめり)を防ぐアンチノーズダイブ機構を採用し、ミニベロの弱点である路面追従性を追及したフロント・リアのサスペンションの利点はそのままに、特に下りのコーナリング時の安定感・安心感を向上しています。
国内の専門業者による専用設計パーツを多数使用し、小径車/ミニベロだけでなく自転車史上でも類を見ない構造を採用したDynavectorブランド初の国産ミニベロDV-1をぜひご検討下さい。