オーディオ技術レポート
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DV DRT XV-1tやTe kaitora Ruaに代表されるMCカートリッジシリーズ、1978年以降ロングセラーを続ける質量分離型トーンアームの最新モデルDV 507MKIIなど、 高度な理論とユニークな技術に基づくダイナベクターのオーディオ製品は世界中の著名オーディオ誌及びオーディオファイルに高く評価されています。
このオーディオ技術レポートでは、特許取得技術でもあるフラックスダンパーやソフト化マグネット、KARAT 17DXに使用されている波束分散理論など、 ダイナベクターのオーディオ製品に関連する基礎理論を掲載しています。
MCカートリッジの基礎理論
波束分散理論とは
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世界初の宝石カンチレバー採用MCカートリッジでもあるKARAT 17DXに採用されているわずか1.7mm長の極微細ダイヤモンドカンチレバー。 カンチレバーの材質による伝播速度の違いに着目し、波束分散理論に基づいて設計されたKARATシリーズは、 レコードの記録信号を「色付けなくそのままピュアに伝達する」という理想的な形を実現しています。
マイクロリッジ・スタイラス
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ダイナベクターのMCカートリッジシリーズにおいて、KARAT 17DXおよびDV 20X2 H/Lに採用されているマイクロリッジ・スタイラス。 その優れた周波数特性と長寿命の理由についてご紹介します。
フラックスダンパーとソフト化マグネット
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フラグシップモデルであるDV DRT XV-1tからエントリーモデルのDV 10X5 MKIIまで、全てのダイナベクターMCカートリッジシリーズに採用されているフラックスダンパーとソフト化マグネット。 その理論的背景と音質改善効果についてご紹介します。
特殊焼鈍磁気回路
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MCカートリッジの要にあたる磁気回路には、磁気特性が安定していて歪みが少ない純鉄を使用、さらに焼鈍温度、焼鈍環境、加熱時間、加熱率、冷却率など磁気焼鈍の最適化にこだわった特殊焼鈍を実施する事で、歪みの無い優れた解像力、のびやかな広域の表現、音場空間の広がりを実現しました。
カートリッジとトーンアームのマッチング
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MCカートリッジのスペックであるコンプライアンス(Compliance)に着目し、トーンアームの実効質量と組み合わせる事で算出できる最低共振周波数の観点から、カートリッジとトーンアームのマッチングについてご紹介します。