スピーカの選定

スーパーステレオでは4台または6台のスピーカを使用しますが、いずれも小型スピーカを推奨しています。 スーパーステレオは原理的に小型スピーカだけでも豊かな低音が再生可能です。これはスーパーステレオのとても重要な特長の1つで、サブウーファの必要がなく、その低音は通常のステレオ再生では得られない自然且つ重厚で深みのあるものです。

フロントスピーカ
通常は現有されているスピーカをそのまま使用できます。音のクオリティや音質はフロントスピーカに影響されますので、良質のスピーカシステムをお持ちの方は、お持ちのスピーカをフロントとしてそのまま使用することにより、そのクオリティを生かしたスーパーステレオが構成できます。

新たにフロントスピーカを用意される場合は、小型で音質的に良質なものを推奨していますが、平本式スーパーステレオのように大型マルチホーンスピーカと組み合わせることにより、通常のハイファイ再生では実現不可能な壮大な臨場感が堪能できます。

サイド(サブ)スピーカ
フロントが大型スピーカの場合でも、口径5〜10cmの小形スピーカをお勧めします。サイドスピーカに大きなスピーカーを使用した場合、ご家庭では低音過多で不自然な音場になってしまう場合があります。

リアスピーカ
リアスピーカはサイドスピーカと同様またはやや大きめ口径10〜13cm程度の小形スピーカを推奨します。 大きなスピーカを使用した場合、低音過多でモコモコした再生音になる場合があります。

スーパーステレオではサイドスピーカに比べ、リアスピーカの方に大きなパワーが入るので、部屋が広い場合や、ある程度音量を上げて聴かれる場合はサイドスピーカよりやや大きめのリアスピーカを使用してください。

大きな音量が必要なときには

スーパーステレオでは小型のスピーカを並列接続か直列接続することにより複数個使用することをお勧めします。サイド及びリアスピーカに大口径スピーカを使用した場合、モコモコした過度な低音が再生される恐れがあります。

スピーカ直列接続 スピーカ並列接続

スーパーステレオ専用スピーカシステム

ダイナベクター社では次のようなスーパーステレオ専用オリジナルスピーカを用意しています。 スピーカを新たに購入する場合には是非ご検討ください。

本スピーカは全て英国バンドール社の小形精密ドライバーユニットを使用しています。このドライバーユニットはアルミニウムに特殊アルマイト処理した振動板を用い、リニヤリティを考慮した精密度の高いサスペンション材を採用し、全帯域に渡り優れた特性と音質を確保しています。

DVS-301
DVS-301
■フロントスピーカ
BANDOR 50ADW2個使用
215Wx280Hx210Dmm
(生産終了)
DVS-101s
DVS-101S
■サイドスピーカ
BANDOR 50ADW1個使用
124Wx124Hx100Dmm
(生産終了)

DVS-201
DVS-201
■リアスピーカ 
BANDOR 100DW1個使用
215Wx280Hx200Dmm
(生産終了)


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