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PHONE STAGEDV P-75MKII

マルチユース・フォノステージ(電流増幅回路搭載)

フォノステージ/DV P-75MKII DV P-75MKII
生産終了モデル
P-75mk2は全モデルP-75の特長をそのまま引き継ぎながら、下記の点が改良されています。
  • 各モードでの適合カートリッジの拡大
  • ローノイズ、ロー歪 回路、改良RIAAカーブの採用
  • より容易なジャンパーピン設定
  • 内部電源回路の改良
  • RoHS対応

フォノステージDV P-75MKIIの特徴/構造/仕様

「P-75mk2」の特長の一つはそのユニークな電源回路にあります。 それは250KHzという極めて高いスイッチング周波数のDC-DCコンバータを搭載することにより、性能が低い単電源ACアダプターのDC出力を高性能な±2電源に変換していることです。 このスイッチング周波数は可聴帯域の上限より更に12倍以上も高くなっています。 さらに電源の出力回路に超低雑音で広帯域のレギュレータを採用し、オーディオ機器として必要且つ十分なクオリティな内部電源回路を実現しています。

このように本機の電源回路はフォノ・アンプにとって必要な条件はすべて満たしており、単電源ACアダプターのクオリティや大きさ容量などを気にする必要はありません。 また信号入出力部にはカップリング・コンデンサを使用せず、ピュワーな信号伝送系を実現しています。

P-75mkIIにはフォノ・イコライザー回路が内蔵されていますので、PHONO入力端子のないアンプにも使用できます。 またMCカートリッジで生じる磁気歪を減少させるフォノ・エンハンサー回路(ダイナベクター独自の電流増幅回路)が搭載されている点も大きな特長です。 フォノ・エンハンサーの適用範囲も広く、カートリッジの直流抵抗によりLOW/MED/HIGHと3通りの設定で使用できます。 これにより、常に最適な状態で電流増幅回路が働き、MCカートリッジの能力を最大限引き出すことができます。 幅広いカートリッジへの適用は内部のジャンパーピンを差替えることにより行います。 ジャンパーピンの設定によりMM、MI、高出力MCから低出力MCまで多くのカートリッジに使用でき、アナログ入門者からマニアまでユーザーを選ばず使用できるフォノステージです。
特 長
  • 高性能ローノイズDC-DCコンバーター電源回路搭載
  • フォノエンハンサー(特許)・・・電流増幅回路搭載
  • フォノイコライザー回路搭載
  • 追加パーツや半田処理は必要なくジャンパーピンの差替えのみで MMからMCまで多くのカートリッジに適用
  • RoHS対応
仕 様

使用するカートリッジの種類とDC抵抗によりジャンパーピンの設定を変更。
電源部にはAC/DC電源パック 12V 500mA DC付属。


カートリッジタイプ
低出力 MC 標準使用
入力感度
0.2mv / 0.15mv
ゲイン
60 / 63dB
負荷抵抗
25.30.100.470 Ω
カートリッジタイプ
低出力 MC フォノエンハンサー設定
入力感度
-
ゲイン
-
負荷抵抗
カートリッジタイプ
高出力 MC MM, MI
入力感度
20mv
ゲイン
40dB
負荷抵抗
47k(47.000)Ω
共通サイズ(本体)
133 W x 83 D x 44 H mm
共通重量(本体)
440g

低出力 MC フォノエンハンサー設定について
入力感度とゲインはカートリッジのDC抵抗により変化します。抵抗値によりLow/Med/High と3通りの切替が可能です。